早速昨日(空手大会レポ パート1)の続きです。

空手の大会にて、もう一つの種目である「組手」競技にも出てきました。

組手は、実際に相手がいて、突きや蹴りをきれいに相手に決め、ポイントを取っていきます。
最終的にポイントが高いほうが勝ちです。
(細かいルールは、はしょりました)


本来私の階級というのは、「Kumite Female senior -60kg Elite」
つまり、「一般女子有段組手 -60kgの部」のはずなのですが、大会前日に発表された部は
「Kumite Female senior Merged」だったんですね。

これは、「一般女子組手、すべてのレベル、体重」
ということなんですね。


レベルは有段者も有級者も一緒!
体重は全部一緒!!

という部なんですね。


なんということでしょう!
レベルはまあいいとして、体重が一緒なんて…


想像してください。
オーストラリア人はデカイのです!!

ただでさえデカイのに、体重60kg超えの人たちとも戦わないといけないなんて………

嫌だなぁ…
と思いつつも、トーナメント表を見てみると
たったの5人!

しかも私はシードだったので、戦えば3位決定、勝ったら決勝!
という最高のポジションでした。


ラッキーと思いながら、選手招集所に行って、「私、います〜!出場します〜!」の意思表示を係の人に言いに行ったところ…

「あ、はいokです。ちなみに、トーナメント変わりまして、急遽1人参加することになったので、あなたはシードではなく、1回戦あります。」

と言われました…


なんと!!
人生甘くないんですね。
そう簡単にはメダルは取らせてくれないと…。


まあしょうがない、と思い、いざ!戦いの舞台へ!!


……デカい
相手、でかいです。
そりゃまあ180cmとかある訳じゃないけど、私にとっては大きな相手。

始まってしばらくして、突き技でポイントを取られます。

「カウンターを狙え」とコーチから言われていましたが、多分それだと相手の突きが速いので、ポイントを取られてしまうと思い、自分から向かう。


その時、上段に足技飛んできた!
よし、ガードした!!

と思いましたが、審判の判断は一本!
上段の蹴りは決まると3ポイントです。

「えぇ!ガードしたのに!!」とあからさまに不満な顔をしましたが、コーチは「しょうがない」の顔。

気を取り直して構え直す。

次の蹴りをかわしつつ、逃げる相手を追いかけながら攻撃のチャンスを狙う!


と思ったその時、

バッチーーーーン!!

顔にクリーンヒット!
文句なしに上段蹴りを決められてしまいました。
耳がジンジンする。痛い…。

また3ポイント取られました。

くっそー!と思いながら、落ち着いてカウンター攻撃するも、相手の突きを決められます。

1ポイント取られました。

トータル8ポイント取られ、負けました。
8-0です。

なんにもできなかったーーー!
と思ったら、コート脇で泣きそうになりました。
すぐ横の観客席からは、道場の先生、子供たち、その親御さんたちが、私の名前を呼びながら応援してくれたのに…
試合終了後は、最後に全員そろって礼をして、競技がすべて終わるまで、観客席見れませんでした。
多分、泣いちゃうから(^_^;)


実践練習が足りないんでしょうね…。
さすがに大学時代みたいな動きはできなかった。


とはいえ、オーストラリア人と組手をするといういい経験ができました!
まるで、実家で飼っているティーカッププードルが、ゴールデンレトリーバーに向かっていく感じでしたけど(わかりにくい例え笑)


あ、あと、試合中のコーチ(監督)がオーストラリア人(道場の先生)ということで、試合中必死なうちは英語で指示されても理解できないだろうなと思いましたが、全部わかりました!

こんなところでも自分の英語の伸びを実感できてよかったです!笑


試合前に私のウォーミングアップに付き合ってくれた先生方、子供たち。

試合中、私についてくれたコーチ(先生)、観客席から応援してくれた子供たち、その親御さんたち。

本当に感謝です。
ありがとうございました!!

帰国までにまた機会があれば、出ようかな。

その時までに練習しなきゃな!


以上、オーストラリアでの空手大会レポでした!!
(パート2で終わってよかった笑)

See you!!